
タイトルは『ラン・ローラ・ラン』という映画の冒頭に出てくるセリフ。こないだテレビでやってたので久しぶりに観た。ということで、映画評になだれ込む。多少ネタばれ注意。そこそこおすすめなので、興味のある人は先に映画のほうをご覧ください。
荒削りながら、キレのある映像と展開は小気味よい。特に冒頭部分。大上段に振りかぶったナレーションから人文字を使ったタイトル。映画全体を暗示するオープニングアニメーション。そして、これ以上ないというくらいに圧縮された情報をもって観客に伝えられる、ローラがランせざるを得ない状況。物語はこうしてスタートする。息もつかせない。
ネタばれになるが、その後のストーリーは複数の流れに分岐する。常識的な感覚からすれば違和感のあるストーリー構成だが、ここでタイムスリップやら、多次元宇宙やら、カオス理論やらを持ち出すのは野暮ってもんだろう。純粋にそれぞれのストーリーのからみを楽しめばいいと思う。
68点。
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