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1978/06/23
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いろいろ
自己紹介:
頭を使うことを比較的好むが、難しいことは不得手。
博覧強記を目指すが、底は浅い。
凝り性な反面、飽きっぽい。
ゲーム好きで、ギャンブル嫌い。
座右の銘
「なるようになる」
「明日できることは今日しない」
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カナダの雄大な自然の中で生きる「最後の罠狩人」ノーマンの姿を通じて、自然の豊かさや厳しさ、美しさを映し出していく。
もっとドキュメンタリーめいたものかと思っていたが、ドラマっぽいスクリプトだったことに意表を突かれた。とはいえ、自然の中で必要最低限の道具だけを使って自給自足の生活をしていく、その大変さと純粋さは損なわれることなくリアルに描写されていた。んじゃないかな?

まあ、「自然ってきれいだねえ」「偉大だねえ」「ノーマン、男らしいねえ」「かっこいいねえ」で終われるので、そういうシンプルなメッセージが好きな人には評価が高いだろう。

残念ながら、ひねくれた考えを持っている僕には物足りなかった。実際にはもっと泥臭いやろし、とんでもない災難にも見舞われるはずやもん、などと思ってしまう。
この映画の中で、明示的に動物の死が描かれる場面はただひとつ。飼い犬のリーダーだったナヌークが、街で車に轢かれて死ぬところ。自然の過酷さを描いておきながら、決定的な悲劇は起こさず、比較的安全な街の場面で愛犬を失なわてしまう。こんな皮肉な描写を意図的に仕掛けたのであれば卑怯だと思うし、無自覚に描いてしまっているのならなおさら悪趣味だ。
再三繰り返される、ノーマンたち狩人の自然に対する考え方も、はっきりいって稚拙で、何の感慨も呼び起こされない。「あなたが素晴らしい考えを持っているのは分かった。じゃあ頑張って」としか言いようがない。

僕のような感性が貧弱な人間には、きれいに修飾された自然の描写がハナについたようだ。これなら、生のままの自然ドキュメンタリーだった『皇帝ペンギン』の方が素直に感動できた。
残念ながら47点。

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