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えぞ
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性別:
男性
誕生日:
1978/06/23
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SE
趣味:
いろいろ
自己紹介:
頭を使うことを比較的好むが、難しいことは不得手。
博覧強記を目指すが、底は浅い。
凝り性な反面、飽きっぽい。
ゲーム好きで、ギャンブル嫌い。
座右の銘
「なるようになる」
「明日できることは今日しない」
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さて、観たてほやほやの感想。

最後の最後には怒るわけでもなく、嘆くわけでもなく、
ただおどけて、世界へと飛び出していく。
彼のほんとの心理状態がどうであったか、僕には想像もつかない。
ま、ジムキャリーらしい終わり方だなと思った。

その後の彼が、番組がどうなったか。
そんなことは視聴者の誰も気にも留めやしない。
ただ、別のチャンネルに変えるだけ。
そのことこそがこの物語の最大の主題であり、
恐怖なのではないだろうか。
『トゥルーマン・ショー』の『トゥルー』は
誰にとっての真実だったのだろう?
先の通り、視聴者でないことは明らかだ。
トゥルーマン自身も外の世界に真実を求めている。違う。
番組制作者? そうかもしれない。
だが彼らもトゥルーマンの行動に右往左往させられ、
最終的な「反逆」にはなすすべもなかった。
真実を創り出すことはできなかったのだ。

ここには気味の悪い三すくみの構造があるように思える。
視聴者は製作者に安易なドラマを求め。
トゥルーマンは外の世界(敷衍させて視聴者の世界)に自由と開放を求め。
製作者はトゥルーマンに箱庭世界の安定を求めていた。

結果として、この中でもっとも切迫していて、
もっとも強かったのがトゥルーマンだったということなだけなのだろう。
そして、他の二者の夢はたやすく崩壊した。
だがしかし、トゥルーマンの夢も成就するとは決まっていないのだ。
数年後、父親のようにホームレスの姿で、
ディレクターの前に姿を現すというシナリオも十分考えつくのである・・・。

つかみどころのない、不安定な印象を受ける。『ゼイリブ』みたい。
79点。

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