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 久しぶりの映画雑感。
 見たのは8月前半だからもう一ヶ月くらいになる。

 あらすじについてはhttp://www.albatros-film.com/movie/batignole/を参照してほしい。
 結論からいうと、予想外におもしろかった。96点。
 タイトル、主人公の顔ともにすっとぼけた味を出しているので、もっと軽い話だと思っていた。
 さらにその舞台設定から、『ライフ・イズ・ビューティフル』や『シンドラーのリスト』のようにおとぎ話で済ませるものかと思っていた。
 実際にはまったく違っていて、人間の嫌な部分、どうしようもなくだめな部分を如実にさらけ出した作品だった。さすがフランス映画。
 ここに登場する人間にいわゆる完全な善人は存在しない。だれしもが欠点を持ち、それがゆえに生み出されるドラマがある。
 それをリアリティというのならばそうかもしれない。

 この映画にはジャン・ピエールという人物が登場する。
 彼は主人公バティニョールの娘の婚約者で、ユダヤ人の亡命を密告したりなどしてドイツ軍に積極的に協力する。だれしもが、彼のことを強いものに取り入るだけのつまらない人物だと思う。
 だが、彼はちょっと上手く世の中を渡ろうとしているだけであり、ユダヤ人を密告することもそうすることの見返りが大きいからそうするわけだ。その後、密告されたユダヤ人がどうなろうと、自分の目には直接ふれない。
 自分にもそういうところはありはしないか?たとえば、ちょっとの募金か何かで助かる命があると知りつつ、そこから目を背けて自分の快楽のためにお金を使っていないか?
 この例は極端すぎるかもしれない、でも本質的なところは同じなのかもしれない。ほんのちょっぴりの罪悪感と引き換えに得る幸福。程度の差なのかもしれない。
 主人公のバティニョールにしても、ユダヤ人の少年を助けるために奔走しているが、それはなりゆきにすぎない。もちろん、少年を突き出すこともできただろうが、それをしなかったのは自分が嫌な思いをしたくなかったからだ。

 しかし、成り行きとはいえ、少年を救おうとスイスに向かう道中、彼にはある種の使命感とも呼べる感情が芽生えている。少年が警察に捕まった時、必死になって、彼の父親を装って(つまりユダヤ人となってまで)彼を救おうとするその姿は、人間の強さを垣間見させてくれる。
 また、占領下のフランスでひそかな抵抗を続ける神父や警官などにも「国は占領されたが、心までは占領されない」という強靭な意志を感じ取ることができる。

 人間はかくも弱く、かくも強い存在なのかと考えることができた作品。他にも考えるべきところ、感じるべきことはたくさんあると思う。ぜひ観てみてほしい。


# それにしてもアルバトロスのくせにこんないい映画を出してるなんて。チアリーダー忍者のくせに。

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